セカンドミール効果☆血糖値をコントロール

一度、血糖値の急上昇を招いてしまうと、一日を通して不安定な状態が続きやすくなります。場合によっては糖質量の多い食事になってしまうことがあるでしょう。では、血糖値不安定のスパイラルが起こりそうなときは、どのような対策を取ればよいのでしょうか。

まず、知っておきたいのが「セカンドミール効果」の考え方です。セカンドミール効果とは、ジェンキンス博士(トロント大学)が発表した概念で、最初にとった食事(ファーストミール)が、次の食事(セカンドミール)の後の血糖値にも影響を及ぼすというものです。

ファーストミールの食事内容が、血糖値の急上昇を招かなければ、セカンドミール後の血糖値上昇を抑えるとされています。つまり、一食ごとの食事内容を見直すことで、それまで不安定になっていた血糖値を安定させる変化が期待できます。

血糖値上昇を緩やかにする低GI食品

ファーストミールとして最適なのが、糖質の吸収を緩やかにする性質を持つ低GI食品です。GIとは、セカンドミール効果同様に、ジェンキンス博士が提唱したもので、糖質の吸収度合いを示します。GI値が高いほど、糖質の吸収が早くなり、血糖値の急上昇を招きやすい食品です。一方で、糖質の吸収が緩やかな低GI食品は、血糖値の上昇も穏やかになります。

低GI食品で日中のパフォーマンスをサポート

低GI値になる食品には、食物繊維などを多く含む豆類や精製されていない穀物、タンパク質を多く含む食材などが挙げられます

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